もりの作文

文章練習ブログ

ユーチューバーは全員迷惑系

今日、休憩時間、テレビみとったら、へずまりゅうのことやってた。すると課長が「コロナに感染してるのに、全国を飛び回って、伝染しまくって。ユーチューバーというのは、ろくなもんじゃねえな」と言った。

 

僕が「ああいう人ばかりじゃないですよ」と言うと、「そうかあ? 宮迫も最近、ユーチューバーやってんだろ? ヤミ営業に行ったのに『行ってない』とウソをついていた宮迫もよお」と言うので、「宮迫はちゃんと反省してると思いますし、それにユーチューバーと言っても、色々いるんですよ。たとえば環境問題や貧困問題を訴えるためにやってる人とかもいるんです」と言うと、課長はすごい小バカにした口調で「ふん。どうせそいつらもスーパー行って、会計前の魚の切り身を食ってんだろ。動画をアップしないだけでよお」と、偏見100パーセントのことをのたまった。

 

僕が「そんなわけないでしょ」と言うと、課長が「おまえ、ずいぶん、ユーチューバーの肩をもつなあ。もしかして、おまえもやってんのか? ユーチューバーを」ときいたので、「やってませんよ」と否定すると、「うそつけ。ハンドルネームおしえろよ。へずまなんていうんだ? へずまちゅうか? へずまぴゅうか?」と言うので、「なんで、へずま一門に入れられなきゃならないんですか?」と言った。

 

そんな不毛なやりとりをしてる間に休憩時間が終了したのだが、そのあとの会議で、「君がとってきた新規の取引相手だが、少々問題があるんじゃないか?」と所長に指摘された課長が、「お言葉ですが、所長。1をみて100と断ずるのはよくありませんよ」と反論しておった。

 

僕は呆れかえると同時に、人間というのは実に複雑面妖なものだと思った。